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主婦でも債務整理は可能です
収入のない主婦でも借金が可能です
主婦で収入がほとんどなくても収入が安定している夫がいればクレジットカードを持つことはできますし、カードローンの審査も通ります。
なのでクレジットカードの支払いやリボ払いなどで、返済しきれないほどの借金を抱えてしまうことがあります。
返済が無理ならば債務整理も可能です
収入がなく、返済能力のない主婦であっても、債務整理をすることはできます。
債務整理には個人再生・任意整理・自己破産などといった種類があります。
その中でも自己破産を選択すると20万円以上の現金を含む資産は処分をしなければなりません。
さらに膨大な書類や郵便物のやり取りが必要となります。
妻の自己破産で夫の財産まで処分しなければならない、ということはありませんが、夫の収入証明書が必要になったり官報に乗ったりするので、家族に気づかれずに行うことはほぼ不可能でしょう。
家族に知られたくないなら任意整理
主婦が家族に知られずに債務整理をしたいのであれば、任意整理という方法を選択するのがおすすめです。
任意整理は借金をゼロにすることはできず、弁護士への費用も必要ですが、無理のない額の返済に借金を整理することができます。
主婦が任意整理をする場合の注意点
まずは弁護士に相談
主婦が任意整理をする場合、できるだけ債務整理に強い弁護士に相談をしましょう。
家族に気づかれることに配慮をしてくれる弁護士も多いので、借金についての詳細とともに、家族に秘密にしたまま解決したい旨も最初に伝えるようにしましょう。
弁護士にかかる費用は1社あたり5万円程度が相場です。
借金の額自体は少なくても、様々な金融機関から借金をしている場合は、弁護士への費用が多額になる傾向があります。
しかし、分割払いに応じてくれるところも多いです。
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任意整理の完了は3年から5年をめどにする
任意整理は、借金を整理してから3~5年程度で完済するのを目標とします。
どれくらいの借金があるのかをしっかりと把握して、月々いくらを返済していけばいいのか計算をしてみましょう。
月々の返済額が現実的ではない程高額ならば家族に隠すことは諦めて自己破産をするという選択肢も視野に入れるようにしましょう。
郵便物で家族に怪しまれないように
債務整理をすると返済が滞っている場合に来る督促状や電話がストップします。
なので、家族に借金があることやそれを滞納していることを知られるリスクを下げることができます。
一方で、任意整理をしていると弁護士からの書類が郵便物で届くことがあります。
これが原因で債務整理を家族に知られてしまうことがあります。
これを防ぐためには、郵便受けをこまめにチェックしたり、郵便局留めにしてもらったりするなどの方法を取る必要があります。
お金の算段をつける
任意整理をすると弁護士費用と借金返済のためのお金が必要になります。
一度に大金は必要になりませんが、毎月支払っていかなければなりません。
家計から捻出できないのであれば、誰か親しい人に援助をしてもらったり、自分が働いて用意をしたりする必要があります。
法律的には離婚事由にはならない
借金や債務整理をするだけでは法律的には離婚の事由にはなりません。
とはいえ、夫に内緒で債務整理を選択しなければならないほどの借金をしているのが発覚してしまった場合、夫婦仲や家族関係はこじれてしまいます。
法律上の離婚事由にはなりませんが、性格の不一致として離婚に発展してしまう可能性はあります。
家族の信用情報には影響しません
債務整理すると本人はクレジットカードを作れなかったり、ローンが組めなくなったりしますが、家族の信用情報には影響を与えません。
夫は今までと同じようにクレジットカードを持ったり、ローンを組んだりすることが可能です。
子どもの奨学金の審査へも影響を与えません。