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債務整理は法的に借金の整理をすること
クレジットカードを使用して何度もキャッシングを重ねていたら、いつの間にか借金が膨らんでしまい、返済が滞ってしまったという人も少なくありません。
そのため、借金を借金で返すような自転車操業的な状況に陥ってしまうと、借金問題の先送りになるばかりか、さらに状況が悪化することになります。そのような状況では、なんらかの根本的な対策を行わない限り、借金から抜け出せなくなってしまうのです。
そして、そんな状況を解決する方法として、債務整理があります。債務整理とは、法的手段により自分の返せる範囲になるように、借金の減額や調整を行うことです。
債務整理のさまざまな種類と特徴について
借金の減額や調整をする債務整理には、さまざまなものがあります。これらの債務整理については、得られる効果や費用などが異なるため、借金額・収入・財産・自分の現在の置かれている状況などを総合的に判断して、それに適したものを選ぶようにすることが大切です。債務整理のさまざまな種類と特徴については、以下の通りです。
任意整理
任意整理は、借金問題で困っている人が比較的行いやすい債務整理です。また、裁判所などの公的機関を通さずに、債務者と貸金業者のあいだで借金の利息や支払い額を減額してもらえるように交渉し、その後確定した額を月々返済していくという方法です。
そのため、現在の状況では借金を返済していくのは難しいけれど、収入はあるため、借金額が減額されれば何とかなるというような人に適した債務整理の方法です。
個人再生
個人再生は、自宅などの財産価値があるものを手放すことなく、手続きすることができます。
例えば住宅ローンがあっても、自宅を手放さずに借金を減額することができます。借金を5分の1以上弁済できるなど得られるメリットも大きいですが、裁判所への申立てが必要なので、任意整理に比べると少し敷居が高くなります。
自己破産
自己破産は、誰でも一度は耳にしたことがあるくらい有名な債務整理の方法です。
自己破産は、今までの借金がすべて帳消しになるという債務整理です。しかしそれと引き換えに、持ち家や車などの財産については、すべて手放すことになります。このようなデメリットもあるため、借金で首が回らなくなった人の最終手段であると考えましょう。
以上のように、債務整理にはさまざまな種類があるため、自分の借金問題を解決するためには、どの債務整理が一番適しているのか分からないという人も多いでしょう。
そのため債務整理を行う場合には、まずは弁護士に無料相談してみましょう。基本的に債務整理は弁護士に依頼しないと進められない手続きが多いため、できるだけ早く弁護士に相談するのが賢明といえます。
弁護士に債務整理を依頼するメリットについて
弁護士に債務整理を依頼する場合の主なメリットについては、以下の通り2つあります。
貸金業者の取立てがストップする
弁護士に債務整理を依頼した場合のひとつめのメリットは、毎日のようにあった貸金業者からの取立てをストップすることができるということです。
弁護士が債務者から依頼を受けるとすぐに、受任通知という書面を発送します。貸金業者側がこれを受け取った時点で、借金の支払いを一時的にストップさせることができるため、日々の借金の取立てから解放されるのです。
債務者は何もせずにすべて弁護士任せでOK!
弁護士に債務整理を依頼した場合のふたつめのメリットは、基本的に債務者は何もせず、弁護士に任せておけば良いことです。例えば任意整理で行う貸金業者との交渉や、必要書類の作成などは代理人である弁護士がすべて行います。弁護士に依頼した時点で、すべて任せることができるため安心しましょう。